行橋市教育長の進退問題に!?非常識な議会答弁に波紋広がる

拉致問題

北朝鮮による拉致問題を啓発する目的で制作されたアニメ『めぐみ』について、行橋市(田中純市長)において笹山忠則教育長が「このアニメを行橋市の子供達に見せると、在日朝鮮人をいじめる懸念がある」と発言した問題は波紋を広げ、発言者の教育長が翌日になって発言を撤回したものの、進退問題に発展しつつあることが、内部情報によってわかった。
北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会(救う会福岡)は直ちに抗議文を送付するとともに、問題の議会発言を独自にテキスト化し、公式サイトに公開した。
▽行橋市教育長の議会答弁を文字起こししました(救う会福岡)
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1731
上記から一部引用する。

小坪慎也議員:私は問題だと思いますよ。外国籍の子供がいじめに遭うかもしれないという懸念を教育委員会は持っていると。私はこれは逆だと思うんですね。拉致問題を知ったことでいじめが起きると、想定しているのであれば、これは大問題ですよ。そういう、そんな倫理教育とかモラルをうちの教育委員会はやっているんですか?自信がないんですか?私は逆だと思うんです。当市の児童、良い子ばかりですよ。本事件を知ることで、拉致被害者に同情するのみならず、南北を問わず朝鮮半島に由来する方々ですね、その児童子弟らに対し攻撃的反応を示すと、私は思っておりません。そいうふうに教育長は考えているんでしょうか?

笹山忠則教育長:子供の発達段階を考えますと、どのような状況であれ、いじめが発生する可能性があります。そして、いじめは、いじめられる側にとっても、確かに心に大きな傷を残します。しかし同時に、いじめを行う子供の側にも、将来大きな禍根を残します。従いまして、子供の中でいじめの起こる可能性があることは、極力排除したいと考えております。

救う会福岡はこの問題について、加盟団体である救う会全国協議会(西岡力会長)に報告、さらに、福岡県庁に対しても事実関係の確認を行っているという。
実は、福岡県庁もこの問題については無関係ではない。質問者である小坪市議は以前から行橋市教育委員会に対してアニメ『めぐみ』を市内の小中学校で上映するよう要請しており、行橋市教育委員会は「手元にDVDがない」などと言ってはぐらかしていた。
そこで、小坪市議は知り合いの県議を通じて福岡県の福祉労働部保護・援護課に働きかけ、福岡県は政府拉致対策本部からDVD20本を借り、行橋市教育委員会に渡していたというのだ。
福岡県は行橋市が小中学校で上映するという認識のもとDVDを手配したわけで、今回の行橋市の決定は結果的に県の面目を潰すものとなった。また、行橋市に対しては政府からも事実関係の照会が来ているという。
笹山忠則教育長は議会答弁の修正にしぶしぶ同意したものの、いまだにDVDの上映については拒否する姿勢を変えていない。ことここに及んでは、行橋市執行部内でも教育長の更迭論が出始めている。
実は、行橋市は来年早々に市長選挙を控えており、現職の田中純市長としても問題を大きくしたくないという事情があるのだ。本件に関して救う会側は記者会見も準備しているという。しばらく騒動は収まりそうにない。
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