北朝鮮に囚われている横田めぐみさんへの手紙

以下の文章は、拉致被害者である横田めぐみさんのご尊父・横田滋さんのご逝去を受け、救う会福岡の幹事から文案を募り、作成したものです。

横田めぐみさんへ

とても悲しいご報告をしなければなりません。

今月5日、めぐみさんの、かけがえのないお父様、滋さんが亡くなりました。老衰でした。

いまだ北朝鮮に囚われ、帰国が叶わないめぐみさんに、このことをお伝えしなければならないことを、深くお詫び申し上げます。

私たちは日本国民として、めぐみさんを始めとする拉致被害者を取り戻すべく、20年以上努力を続けて参りました。

この運動の中心にいたのが、めぐみさんのお父様、滋さんでした。

国民の多くが北朝鮮による拉致のことを知らないときから、滋さんは立ちあがり、40年以上も、めぐみさんを救い出すために努力を続けられました。

私たちも微力ながら、なんとか、めぐみさんをご両親に会わせたい一心で、できる限りのことをしてきました。

しかし、取り返しのつかない事態に至ってしまいました。めぐみさんが私たちを恨んだとしても、私たちは何ら申し開きできません。

ただ、お父様、滋さんは、めぐみさんを救うために、血の滲む努力と、途方もない時間を費やしたこと、それは他ならぬ、めぐみさんへの愛ゆえであったことだけは、お伝えしなければならないと思います。

お母様、早紀江さんのご心痛を思うと、言葉もありません。私たちはあまりに無力であるために、お母様を慰める言葉もありません。

お母様を慰めることができるのは、めぐみさんだけでしょう。

だからお願いです。生きて下さい。じゅうぶん健康に留意して、生きて下さい。

もう少し、あと少しだけ時間を下さい。

めぐみさんをお母様に会わせるために、私たちは戦います。お父様のみたまに誓います。命を賭けて、あなたを救い出すと。

令和2年6月8日 北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会

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